
金子勇(プログラマー)の死因は暗殺か?と物騒なことを言われるくらい、注目を集めた裁判を経験した方でした。
と、言いつつもごく一般的な生活をしていると、「金子勇 暗殺」と言われても、へ??でしょうし、金子勇さんの死因について調べるかたもいないかも知れません。
今日はファイル共有ソフト「winny」開発者金子勇さんについて調べてみました。
金子勇 死因は暗殺?急性心筋梗塞が逆にウワサになる?
金子勇さんに関しては俗にいう「winny事件」をキッカケに私は知りました。
(金子勇の死因に暗殺説が出ているなんて当然知りませんでした)
ファイル共有ソフト「winny」と言ってもパソコンを「普通に」使っている方は聞いたことはあるけれど使ったことはない…と言う方がほとんどではないでしょうか。
テクニカルな部分(P2P)、細かい部分は書いても仕方ないので「ざっくり」言うと、
あなたが持っている動画や音楽、画像、ソフトなどをネットを通じて他の方と共有(送受信)できるソフトです。
金子勇さんがソフトに込めたであろう開発の目的は、
大容量のデータを簡単に他の方と共有できたら便利だよね、、、だと思いますが実際の使われ方は…
残念ながら音楽データや動画・画像データなど、著作権を無視したやり取りが多発。
使う側は開発者の思いなどは関係なく、音楽や動画などを「タダ」で共有して自分の欲を満たしていました。
その結果、、、
2003年年11月27日ついに著作権法違反/公衆送信権の侵害容疑で、金子勇さんが開発したWinnyの利用者が初めて逮捕者がでました。
愛媛県松山市の少年(無職)と
群馬県高崎市の自営業(男性)2人。
その後、2004年5月9日、この二人の逮捕に関連して著作権侵害行為を「幇助(ほうじょ)した」【共犯】の容疑をかけられても金子勇さんも逮捕されました。
ファイル共有ソフトwinnyを作ったことは事実ですが、
この2人とは面識もなくこの逮捕に関しては当時結構な論争が起こっていました。
↑バブリーダンス生みの親
金子勇 死因・暗殺説がでるまでドロドロした裁判
金子勇さんは裁判で戦い続けました。
後のこの時の裁判のゴタツキから、金子勇さんの死因は暗殺じゃないかと言われるまでになりました。
【一審】
金子勇さんに懲役1年の実刑判決がでましたが…
・検察側→罪が軽すぎる
・金子勇寒川→無罪を主張
大阪高等裁判所に控訴しました。
【二審】
「悪用される可能性を認識しているだけでは、幇助罪には足りず、専ら著作権侵害に使わせるよう提供したとは認められない」
・金子勇さん側→逆転無罪
・検察側→判決不服
最高裁判所に上告
【最高裁】
「入手者のうち例外的といえない範囲の人が、著作権侵害に使う可能性を認容して、提供した場合に限って幇助に当たる」
として上告を棄却して金子勇さんの無罪が確定。この時2011年12月ですから裁判が7年もかかるものとなりました。
その結果、当然検察側は不服がありつつも最高裁判所の決定ですから折れるしかありません。
そして…
2013年金子勇さんが急死します。
死因は急性心筋梗塞とのことですが、上記裁判の流れ、検察側にも当然モヤモヤが残っていることから、、、
「金子勇の死因は暗殺ではないか?」
といった、金子勇さん暗殺説まで飛び出すようになりました。
winnyを「正しく」使っていた方、よこしまな目的で使っていた方さまざまですが、
プログラマー/金子勇を信奉する人は多くこうした暗殺説がでることは分からなくはないです。
中には面白おかしく…の人もいますが。
ひとつ言えることは金子勇さんのような技術者の「想い」と使う側の「ずる賢さ」は一致しないということです。
かといって、人の考えまでリスクとして想定し続けたら何も作ることが出くなくなってしまいます。
仮想通貨など私のような頭が固い人間にはチンプンカンプンなことも多いですが、
才能を持つ人を活かすことと犯罪を起こさせないこと、、どちらも重要ですが相反する部分もあり永遠の課題になりそうな気がします。
↑仲間由紀恵さんとのお互いの結婚へのコメントもアリ
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