沢村賞…毎年何となく耳にしますが、
受賞条件はあるのでしょうか?
歴代の受賞者をみていたら、メジャーとの考えの違いなど見えてきたことをまとめてみます。
沢村賞の条件は?
沢村賞の条件…そもそも沢村賞に関しては
「なんとなく凄い投手に与えられる賞」と言うザックリとしたイメージがあるのではないでしょうか。
先ず、沢村賞の条件・選考基準についてみていきます。
・対象:先発完投型の投手
選考の条件基準については7項目があります。
1、登板試合数:25試合以上
2、完投試合数:10試合以上
3、勝利数:15勝以上
4、勝率:6割以上
5、投球回数:200イニング以上
6、奪三振:150個以上
7、防御率:2.50以下
みて頂いた通り沢村賞の受賞条件はかなりハードルが高いと言ってよいですよね。
※ただし、これら全ての条件を満たしている必要はありません。
昔とはプロ野球にまつわるあらゆる状況・条件が変わってきていますので、ここら辺は柔軟に対応をしているようですね。
沢村賞の歴代受賞者
沢村賞の条件を見てみましたが、歴代受賞者についても何名かみてみます。ここ10年で特に強烈な成績を残した投手を振り返ってみます。
・2006年/斉藤和巳(2度目)
勝利数18、勝率78.3%、防御率1.75
・2008年/岩隈久志
勝利数21、勝率84%、防御率1.87
・2013年/田中将大(2度目)
勝利数24、勝率100%(!)、防御率1.27
どれも素晴らしい成績ですが、
田中将大投手の2013年の成績は野村克也さんをして「神の子」と言わせた以上の成績だと言っても過言ではないのでしょうか。
ちなみに、沢村賞選考の条件となる「完投数」はやはりはなりハードルが高い様で、
最後に条件・基準となる完投数10試合を超えていたのは2011年の田中将大投手完投数14となっています。
沢村賞とサイヤング賞
メジャーリーグで沢村賞と類似する投手に贈られる賞としてサイヤング賞は聞いたことがあると思います。
沢村賞は5名の先発投手として活躍をした元選手が選考委員となって選ぶことに対し、
サイヤング賞は、全米野球記者協会所属の記者28人による投票で決められます。
サイヤング賞は沢村賞の様に具体的な条件は定められていませんが、
沢村賞と大きく違う点は「先発投手に限らない」点です。
2000年に入ってからは1度、
2003年に55セーブをあげたエリック・ガニエ投手が受賞しています。
日本とメジャーの役割に対する考え方の違いがあるのかも知れませんね。
とは言え年々投手の「分業制」も進んできていますので沢村賞の条件・基準も今後変わっていくかも知れません。
沢村賞の条件、歴代受賞者、サイヤング賞と
いろいろ調べてみましたが、ひとつ言えることは…
「とんでもない投手」
ってたくさんいるんだな!と言うことです。
(稚拙な表現ですが…)
ノッテいる投手のストレートはキャッチャーミットに線の様に吸い込まれていきますし、変化球もキレて寒気がすることもあります。
ただ、どんな投手もヒジや肩、
上半身と下半身をつなぐ腰の痛みと常に戦っています。
沢村賞の条件を満たすために…の様な無理やりの登板はないと思いますが、
無事であること、長く活躍をされることを祈り楽しんでいきたいと思います。
もっと野球が盛り上がっていって欲しいものですね!
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