レオパードフゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)を飼っていていつか訪れてしまう可能性がある「自切」。尻尾を切ってしまう事。
その多くは飼育者に原因があることですので、飼育環境・レオパとの接し方を改善していく必要があります。悔いてばかりはいられません。元気に育ってもらわないといけないですよね!
と、いう事で(?)……私の元でもついにレオパの自切が起こってしまいました。。完全に私が悪いのですがその状況、どのように対応をしていくのか、また再生尾が育っていく過程を画像メインでご紹介。最後に再生尾の見分け方などをまとめてみました。
あなたのレオパライフの何かしらお役に立てる情報になれば幸いです。
もくじ
我が家のレオパ自切・事件編
我が家のレオパードゲッコー、スーパーマックスノーのブチ。お迎えした2か月後、5g→25gまで順調に育ってくれていたある日、自切事件が起こりました。
いつも通り日課のお世話をしている最中、普段は掃除の際、ハンドリング/持ち上げて移動を両手でしているので、いきなり動いても「おうおう、元気だのう…」と手を先へ先へ動かして対応できていました。
しかし、、、後悔先立たず。
この日はちょっと急いでいて、片手で持ち上げ、片手でシェルターも持ち上げていたのです。そう、この時、俊敏にシュパパパと動いてくれてしまったもんで…
普段ならもう片方の手で対応できたのに、シェルターを持っていて上手く対応できず、、、飛び降りる縦方向だけならまだしも、手を動かしたことで横方向にも、つまり、すっ飛んだかたち…と言えばまだ聞こえが良いですね。
形としては斜め下方向に勢いよく「ぶっ飛ぶ」形で落下。
ぴぎゃ…
の声と共に、床に見えたレオパの姿は、、、アレ尻尾がない。てか近くでくねくね何かが動いている。
自切。
自分で切る…ですが私が切ったようなものですよね。ごめんよ。
さすがに焦って、「現場」の写真、および、自切した先、尻尾の写真は残しておりません。その瞬間にブログにまとめようなんて思いもしませんでしたからね。
……………さて。あえてストレートな表現で書くと、切れたもんは仕方がない、じゃあこれからどうするかだ!
私はレオパを飼い始める前に自切したらどうしよう…と、まだお迎えもしていないのにいろいろな情報を見漁ってっていたのですぐにできることから始めました。
以下、簡単にまとめると…(写真も出てきますので苦手な方は一度深呼吸してから御覧頂くか、どうしても、、、なら控えて頂いた方がよいです。後学のために、可能なら見て頂きたいですが)
レオパが自切したらすぐやること
我が家の自切をしてしまったレオパードゲッコーのブチ。
残念ながらバッサリと自切して尻尾を失ってしまいました。
レオパが自切してしまったらすぐにやることは、
1、レオパ本人の確認
2、とにかく清潔に
3、食事を栄養過多で
この3つです。簡単にそれぞれ説明をしていくと…
1、レオパ本人の確認
もちろん、レオパが自切したときの状況しだいですが、切れた尻尾ではなくレオパードゲッコー本体が大丈夫なのか、生きている?動いている?背骨は?腕は?怪我は?などなど…
骨や動きに異常があるなら直ちに病院へ連れていくことをオススメします。自切後の再生尾うんぬん以前の緊急の命の危険がありますから。
幸いにして、私のレオパ、ブチは…尻尾こそ切れて、切れた尾が踊りくるっていたものの、本人はケロッとしていて、走って逃げることもなく、いたって普通でした。歩きにくそうですが普通に動いています。
痛くないのかしら??
ひととおり、指や背骨を確認するも問題は見受けられず、本人は私の手も怖がることなく…でしたので、一時メンテナンス用のプラケースに入ってもらい、ケージの準備を進めます。
2、とにかく清潔に
人間のケガと同様、「とにかく清潔」がキーワード。傷口にばい菌がはいっちゃあダメ。
という事で、私はもともとペットシーツ&キッチンペーパー飼いですが、サクッと交換。
ヤシ柄、赤土、カルシウムサンドなどの方も速攻で床材をペットシーツやキッチンペーパーに変えて傷口に余計なものがつかないようにしましょう。
とにかく、清潔に、です。
これは私は医者ではないので不確かな事はいませんが、イソジンをつける…との意見も世の中にはあります。
でも、自然界ならイソジンなんてないですし、そもそも人間のケガ治療にも消毒液を使わない動きもあるので、私は余計な事をしない選択をとりました。
また、大丈夫そうであっても念のため病院に…もひとつの選択肢ではありますが、移動自体がレオパにとってはストレス・体力を使うことですから、私は「stay」を選択しました。
3、食事を栄養過多で
これはレオパを飼育している方なら知っていて当然のことですが、レオパードゲッコーは尻尾に栄養と蓄える生き物です。ブリブリっと魅力的な尻尾は、栄養の貯蔵庫ということですね。
その貯蔵庫が自切で切り離されてしまっているわけですから、すぐに栄養不足になってしまいます。だからいつも以上に沢山食べてもらう。
(食べるかどうかは別として)ピンクマウスなど栄養の塊も検討です。
また、ここが自切してしまったレオパ復活の分かれ道になりますが、
・餌を食べてくれる
・餌を食べない
自切をレオパがするという事は強いストレス(精神的・肉体的)がレオパにかかってしまっているということです。と、なると「餌を食べない」という可能性も十分にあります。
人間みたいに骨折していても腹が減るもんは減る、と単純な構造になっていれば良いのですが、レオパ・爬虫類は…「もういいよ、放っておいてくれモード」がありますのでやっかいです。
この場合は、さらなるストレスをかけることは承知の上で病院に行った方が良い可能性がありあす。
まあ、、数日後ケロッとご飯を食べる可能性はあるのですぐにどうこうするという判断はなかなか難しいですけどね。
以上、この3つはレオパの自切後、早急に行動&判断が必要になってくることです。
そして、ここからが私のブチ、レオパの闘病(再生尾プロジェクト)ご紹介となります。
レオパ自切後の再生尾成長記録
以下、画像をメインでレオパ自分切後の再生尾成長記録となります。
【自切直後】
自切後、痛々しい。。ごめんよ。
【一週間後】
レオパ自切後約一週間。なんとなく、切断面に膜が、そしてややふっくらとしてきている様にもみえます。
【10日後】
幕がパリっと張って3日後、レオパの自切後10日後に「ニョキっと」新しい尻尾・再生尾の芽が生えてきました!ピンク色でかわいい。
このニョッキがだんだんと伸びてきて…
【2週間後】
自切2週間後には大分しっかりとした再生尾になって来ました!
【20日後】
レオパの自切20日後にはさらに太く!なんとなく、安心感と言うかホッとした記憶があります。
【35日後】
さらに再生尾は太くそして黒味もありつつ、スーパーマックスノーの斑点が見え、表面がシワシワになって来ました。
表面は黒めですが、再生尾の裏側は白めでした!
【40日後】
自切後40日。再生尾は縦にはもう伸びず、太さのみ増していきます。尻尾はこれ以上伸びなさそうですね。
調べてみたところ、レオパの自切後生えてくる再生尾は「短く・太く」なりやすいそうです。これは尻尾が切れた一にもよるようですね。
そして…
【50日】
再生尾はほぼ完成かな??
最初の痛々しい、自切直後の画像からすると想像つかないくらい立派な尻尾になってくれました!!
まとめ・とにかく重要なこと
レオパの自切~再生尾が生えるまでをまとめてみました。個体差はもちろんありますが、もしあなたのレオパが自切してしまった際の何かのご参考になれば幸いです。
2か月くらいでそれなりに新しく生え変わります。
ただ、全く同じ尾っぽという訳ではなく、「太く・短め」な再生尾となります。また、表面のブツブツは無く、「ツルツル」とした柔らかい尻尾となります。
見分けるのも自切を経験したから恐らく今後は簡単にできます(苦笑)
とにもかくにも…レオパを「自切」させないことを大前提に飼育することが重要です。
でも、何かの拍子に自切してしまうこともあると思います。私はもともと、インターネットでいろいろな記事をみていたり、
この本で、レオパの病気やケガについて「なんとなくレベル」ですが頭に入れていたので瞬間は焦りましたが、自分でも驚くくらい冷静に対処できました。
何かがあった時に、こちらでまとめたことが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです^^
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