ヒョウモントカゲモドキの性格は穏やか(大人しい)っていうじゃないですか。
あれ、ウソだと思っています。
そもそも「何と比較して」穏やかなの?という部分もありますが(/・ω・)/
最近、爬虫類への関心が高まっている中、特にヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)を家庭に迎え入れる人々が増えていますよね。
ヒョウモントカゲモドキは、その穏やかな性格で多くの人々を魅了しています。ソーシャルメディアでは、人懐っこいヒョウモントカゲモドキの姿がしばしば投稿されており、そのような影響を受けて飼育を決意する新しい飼い主も少なくありません。
そして、ヒョウモントカゲモドキの飼育ガイドは一様に、その温和な性格と飼いやすさを称賛しています。
しかし、ヒョウモントカゲモドキも他の生き物と同様に、それぞれに固有の性格があることを理解することが重要かな、と。
今回は、その性格の多様性についてまとますね!
もくじ
ヒョウモントカゲモドキの性格は本当に穏やかなの?
現在、一般に市場に出回るヒョウモントカゲモドキは、ブリーダーによって繁殖された個体が多く、野生のものよりも人に慣れ、攻撃性が少ない傾向にあります。
この分では確かにひょうの性格は穏やかなのかも…しれません(トッケイと比べたらはるかに穏やかだし)。
でも、全てのヒョウモントカゲモドキが必ずしも温和であるわけではなく、個々の性格の違いを把握することが非常に大切!
モルフによっても多少差が出るのかな~と思っています。
人間と一緒で「生体によって」性格は全く違います。
せっかくなので我が家のヒョウモントカゲモドキたちを例に性格がどれだけ違うかお話をしていきます。
レオンの性格
我が家の最古参、最初に飼ったヒョウモントカゲモドキのレオン(オス)。彼が「基準」となります。
モルフはエクリプス(ハーフアイ)
1歳になってから爬虫類カフェ(販売店)からお迎えしました。
1歳になるまでの間人に慣らしてくれていたため、一番最初のお迎え直後、移動用のプリンカップからケージに移す時は(私が不慣れなこともありましたが)多少警戒されましたが…
その後、特別威嚇されることもなく過ごしています。この意味では「ヒョウモントカゲモドキの中では」性格はおとなしい方かもしれません。
ただ、空腹時や発情期(春先)は気が立っていることが多く、何度か威嚇されたりエサと間違えられたりもしています。
ここら辺は性格というより本能の部分なので穏やかとか気難しいの話ではないですね。
もずくの性格
もずく(メス)は…ニシアフリカトカゲモドキなのでヒョウモントカゲモドキではないですが参考までに。
もずくは上記レオンと比べると性格は臆病。これはレオパとニシアフの違いもあるかもしれませんが、ベビーでお迎えした当初からとにかく…ビビり。
だから…最初ガブっとやられました(ベビーだし痛くない)。
これは性格というより防衛本能ですね。
性格という意味では臆病、温厚、おとなしい。ニシアフ全般がそうなのかしら?ニシアフを飼っている方、教えてください!
アルの性格
アル(オス)、モルフはマックスノーアルビノ(トレンパー)。
アルの性格は、メチャクチャビビり。でもどこでも寝る。
ベビーでお迎えし大人しいときはどんなにハンドリングしてもびくともせず。でも…
私が突然立ち上がるだけでパニックのように走り回ること多数(苦笑)かと思えば、暗い隅っこではなく明るい何もないところで、ドデンと寝たり。
これはアルビノが入っているので目が悪い(光に弱い)ので、あまり見えていない状況で物音がしたら、パニックになる位焦るのかな、と理解しています。
一番大きいのですが……ちょっとパニくってイライラしているときに掃除しようとして噛まれた時は飛び上がるほど痛かったです。。
バタコの性格
バタコ(メス)
モルフはエクリプス(ハーフアイ)
性格は……荒々しい(苦笑)ベビーでお迎えして、プリンカップから移すときにガブり、掃除の時移動させようとしてガブリ、水を入れ替えようとしてガブリ。
ベビーだからお腹空いてエサと間違えた可能性もありますが……それでももずくや、アルではこう何度も噛まれることなんてなかったので…性格なんでしょう。
とりあえず、お腹いっぱいにしてから掃除するようにして噛まれるリスクを下げています。
理想のヒョウモントカゲモドキに育てるために
ヒョウモントカゲモドキの性格には個体差があり、飼育していて期待通りに慣れないことやハンドリングで問題が生じたとしても、それを受け入れられる飼い主にとっては大きな問題ではないかもしれません。
ただし、性格が理想と異なることに失望し、その結果としてペットを手放すような事態は避けたいものです。
ですから、新たにヒョウモントカゲモドキを迎える際には、個体の性格をしっかりと観察することが大切です。
ペットショップや販売店では、実際にヒョウモントカゲモドキに触れたり、ハンドリングの体験ができる場合が多く、その短い時間の交流から個体の性格をある程度把握することができます。
まあ、最終的には慣れとコミュニケーションです。
ヒョウモントカゲモドキを受け入れる心の準備を
慎重に考え、心を込めて迎えたヒョウモントカゲモドキであっても、常に期待通りに行動してくれるとは限りません。
性格は本当に十人十色(十トカゲ十色?十ヤモリ十色?)。
予想外の行動を見せたとき=噛むなどのトラブルが起きた時に、それを受け入れ、最後まで責任を持って面倒を見る覚悟が求められます。
とくに今の時代SNSで「ベタ慣れ(している様にみえる)レオパ」を観ることができるので、全てのヒョウモントカゲモドキがそうであると勘違いしてしまいがちです。
ヒョウモントカゲモドキの性格の幅広さを理解し、どのような個性を持ったヒョウモントカゲモドキも愛情を持って受け入れることができる心の準備が、飼い主には不可欠かな、と!
まあ、最終的には慣れとコミュニケーションです(2回目)。
ビビる必要は全くないですが「理解」はしておきましょう!
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