ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー/レオパ)は魅力的なペット爬虫類です。
でも、人を噛みます(`・ω・´)
とはいえヒョウモントカゲモドキが噛むのは理由があるんですよ~
洗練された斑点模様と愛嬌のある外見で、多くの爬虫類ファンの心をつかんで離さないです。が!
でも……噛む時は噛む(`・ω・´)
今日は初心者の飼い主さんが直面しそうな悩みや疑問に応えられるよう、長く一緒に過ごすためのポイントを書いていきますね!
もくじ
ヒョウモントカゲモドキが噛む理由とは?
温厚な性格で知られるヒョウモントカゲモドキですが、時にはその小さな口から力強い噛みつきが繰り出されることも(>_<)
多くの人はその危険性を軽視しがちですが、彼らの口内には細かな歯が密集しており、予想外の力で噛むことがあります。
私も何度か噛まれたことが、、、
自然界では、獲物をしっかりと捕らえるために強い顎が必要です。そして、その本能は時に人間に対しても発揮されてしまうわけです。。
では、彼らを噛む行動に駆り立てるものは何でしょうか? 3つのパターンをご紹介します。
ヒョウモントカゲモドキが噛む理由①攻撃
噛みつきは防衛本能の表れです。
威嚇する際には口を大きく開ける/尻尾をフリフリとすることで警告のサインを示します。このサインを見逃すと、飼い主さんが手を出したときに噛む反応を示すことがあります。
特にベビー期の個体や、以前に人間によるイヤな経験をした個体は噛む行動を取りやすいです。
私はベビーとして4匹(ヒョウモントカゲモドキ1匹、ニシアフリカトカゲモドキ1匹)お迎えしましたが…
・ベビー期:2匹
・アダルト時:1匹
にがぶりとやられました(`・ω・´)
ベビー期は「ふふっ」「イタタ…」ですみますが、アダルトになった成体は…
/
いってっつっつっつ
(ToT)ーーーぐーーー
\
ハッキリ言って痛いです。
これらのデリケートな個体には特に注意を払い、彼らの信頼を大切に育んでいくことが大切。
ちょっと難しい話になりますが…
人間の「業」によって品種改良の進展により&自然界ではなく人間の元でうまれるヒョウモントカゲモドキが増え、噛みつき行為は減少傾向にあるらしいですが…
それでも全くないわけではありません。
ヒョウモントカゲモドキは通常、噛むよりも威嚇や逃走を選ぶことが多いのですが、個体差やそのときの状況によっては噛むこともあり得ますのでは常に注意深く接する必要があるかな、と。
・恐怖
・防衛
・誤解
など、様々な理由による攻撃ですね。
ヒョウモントカゲモドキの行動をよく観察し、理解することで、これらの動物とより深い信頼関係を築くことができます。
分かりやすく尻尾フリフリしている時は「放置」ですよ
ヒョウモントカゲモドキが噛む理由②誤解
ヒョウモントカゲモドキが突然噛みつく……飼育下ではこの「誤解」が多いです。
誤解とは…
「餌と間違えて噛む」こと、です。
ヒョウモントカゲモドキは目がそんなに良くないです。
※特にアルビノ系のモルフ
→ヒョウモントカゲモドキのアルビノ系は目が悪い?飼育しての実体験
夜行性なので明るい状況では特に見えづらいです。
そんな中腹ペコの状況で食事の時間が近づくにつれて、ヒョウモントカゲモドキは食べ物を求めて非常に活発になります。
飼い主が餌のにおいが付いた手でケージに触れると、彼らはそれを餌だと勘違いして反射的に噛みつくことがあります。この本能的な反応は、食べ物が少ない環境で進化した彼らの生存戦略の一つです。
飢えた状態でケージに手を入れると、彼らに食べ物と誤認されてしまうリスクが高まります。
特に、アルビノのような視覚が低下しているモルフでは可能性が高まります。
※餌のにおいがなくても「何か影のようなもの」の気配を感じたら…
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エサか!!!
ガブッ(; ・`д・´)
\
です。
これが一番噛む可能性高いです(私の経験上)。
ヒョウモントカゲモドキは、誤って噛んだ後、すぐに「これは違う」と理解して口を離すため、通常は大きな問題にはなりません。
しかし、彼らが本気で餌と信じて疑わない場合には、強く噛み付くこともあり、場合によっては出血するような怪我に繋がる可能性もあります。
先の「アダルトのレオパ」にやられたのがこれ。
マッジで痛かった、、、
(あ、彼には威嚇直後にそろそろいけるかな~で油断して噛まれたこともあった、、)
このような事態を防ぐためには、空腹時にはヒョウモントカゲモドキのメンテナンスや触れ合いを控えることが一番です。
また、餌を扱った後は手を念入りに洗うことです。
・目視
・ニオイ
どちらかで(あるいは両方で)エサだと認識して噛みついてきます。
どうしても「慣れ」が必要になりますが…
食事の時間を一定にすることで、空腹時の挙動を予測しやすくなるので経験がどうしても必要になり、「よく観察する」ことが一番です!
ヒョウモントカゲモドキが噛む理由③発情期
発情期には、ヒョウモントカゲモドキの行動が劇的に変化することがあります。
特にオス。
この期間にメスを噛む行動を取ることがありますが、これは繁殖行動の一環です。
噛む力の加減は個体によって大きく異なり、あるオスはメスの皮膚を優しく噛むだけですが、他のオスはずっと激しく噛み付き、メスに傷を残してしまうこともあります。
発情期のオスを扱う時はエサに対する反応とは異なり、特に注意が必要です。
発情して興奮しているオスは、メスを強く噛み付いて離そうとしません。そのため、あなたを噛んでも……
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ぬおおおお(; ・`д・´)
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サカりのついた…燃え上がった情熱で……離さない可能性が高いです。
メスを触ったあとにケージに手を入れる行為は(メスのニオイが着いた状態)NG。
発情期のサインを見分けるのは難しいかもしれませんが…オスが食欲を失ったり、手や指に向かって尾を振るような行動を取る場合、発情期の兆候と考えられます。
威嚇とは違い、細かくプルプルプル…がサインです。
これらの行動に注意を払い、発情期には特に慎重に接することで、噛みつきのリスクを最小限に抑えることができます。
噛まれた際の応急処置
ヒョウモントカゲモドキに噛まれた際の処置は単純です。
ヒョウモントカゲモドキには毒はないので、噛まれた後の主な懸念は感染リスク。
噛まれた場合はまず、傷口を洗浄し消毒することが最も重要。それによって傷口の合併症を防ぐことができます。その後、傷口を適切に保護し、必要に応じて絆創膏を使用するとよいかと。
ちなみに先のアダルトにガブリと親指と人差し指の付け根を噛まれたときは…
消毒が不十分だったのか
常に動くか所で治癒がおそかったのか
私の回復力が弱かったのか…
1か月以上は治りませんでした。。
深い傷や深刻な出血を伴う場合は、迅速に医療機関を受診するほうがベターかな、と。適切な医療処置は重大な傷害の場合に必須であり、自己判断での対応は状況を悪化させることがありますからね。
これはヒョウモントカゲモドキに限らず、他の爬虫類にも当てはまること。爬虫類との安全な共生を保つためには、それぞれの種に応じた適切な知識と経験が重要になります。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキは人を噛むから気を付けてね!
……若干恐くなってしまったかもしれませんが
ストレートにいってしまうと「慣れ」です。
・攻撃(威嚇)
・誤解
・発情期
慣れれば、「日常」で気づけるようになります。
ヒョウモントカゲモドキの立場になったら…
自分の何十倍、何百倍も大きい「巨人」の手が伸びてくるんですからそりゃ恐いに決まっていますよ!笑
ベビーに噛まれるのは「仕方ない」くらいでよいと思います。
でも、長く一緒に暮らしていくと挙動で「今、警戒している」など分かるようになります。それも…噛まれた経験から分かる事だったり。
だから、よーーーくヒョウモントカゲモドキを観察して経験を積んでいってください(; ・`д・´)
応援しています!
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