冷めてしまったローストビーフを温め直すと、肉が硬くなってしまい風味も落ちそうですよね。
加えて、ローストビーフは火の通し方が難しいので、切ってみたら意外に中心部が生のままだったということもあります。
ミディアムレアならまだいいですが、真っ赤なレア肉は食べづらいものです。
そこで今回は、ローストビーフを再加熱しても美味しくいただくコツと、残ったローストビーフを活用したアレンジレシピをお伝えします。
ローストビーフを再加熱しても問題ない?【そもそも】
結論から言いますと、再加熱しても全く問題ありません。
特に禁止されているわけではなく、一般的ではないだけです。再焼きによる有害な化学反応の心配もありません。
最大の問題は、ローストビーフ愛好家から少し眉をひそめられることくらいです。これくらい。
生肉の風味が苦手な方は、残ったローストビーフを再焼きしてアレンジするのも楽しみの一つです。
冷めたローストビーフをおいしく再加熱するには?
ローストビーフを作ったものの、中が生焼けだったなんてことも。
そんな時は安心して再加熱しましょう。
新鮮な肉を使っていればレアでも大丈夫ですが、生肉が苦手な方や時間が経ったものは再加熱がおすすめです。
フライパンで蒸し焼きにする方法が簡単で、おいしくできます。
弱火でフライパンを温め、ローストビーフを入れてフタをし、好みの焼き加減になるまで蒸し焼きにします。
これで、硬くなりすぎずに美味しいローストビーフができます。
ただし、既に薄くスライスしてある場合は、すぐに火が通るため、軽く焼く程度にしましょう。
また、アルミホイルで包んでからフライパンで蒸し焼きにすると均等に加熱できます。
ちなみに、ローストビーフを完全にレアではなく、ロゼの焼き加減にするには、焼く前に肉を常温に戻しておくことが大切です。
そうすると、焼いた時に中まで均等に加熱されます。
常温に戻してからフライパンで焼き、焼き目がついたらフタをして蒸し焼きにすることで、肉の断面が美しいバラ色になり、とても美味しいですよ。
ローストビーフの再加熱アレンジレシピ9品
余ったローストビーフを使って、再加熱アレンジレシピ9品をご紹介します。おいしいリメイク料理をたのしみましょう!
・①贅沢サンドイッチ
余ったローストビーフを活用した、豪華なサンドイッチです。
薄切りのローストビーフ、新鮮なレタス、オニオン、トマトをバゲットに挟み、塩コショウとお好みのドレッシングで味付けするだけ。家庭で簡単に作れる高級サンドイッチのできあがりです。
・②ローストビーフ丼
人気の丼ぶりにローストビーフをトッピング。
ご飯の上にローストビーフをのせ、カイワレ大根や薬味で彩りを加えます。おろしポン酢やグレービーソースをかけていただくのがお勧め。
さらに卵黄を加えると、味わいが深まります。
・③サイコロステーキ風ローストビーフ
ローストビーフをサイコロ状に切り、フライパンで軽く焼きます。
部位によって火の通り具合が異なるので、弱火でじっくりと焼くのがコツです。
ステーキソースや塩コショウで味付けし、大根おろしと醤油を合わせると、和洋折衷の味わいが楽しめます。
・④ビーフシチュー
少し硬くなってしまったローストビーフでも、シチューにすると柔らかく美味しくなります。
適切な大きさに切ったローストビーフを、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモとともにブイヨンと赤ワインで煮込み、ルーを加えるだけ。
長時間煮込むことで、肉はとろけるような柔らかさに。
・⑤ビーフカレー
ビーフシチューに似ていますが、カレールーを加えてカレーに変身させます。
ローストビーフをしっかりと煮込んで柔らかくし、深い味わいのカレーを作りましょう。
・⑥牛の佃煮
ローストビーフを細かく切り、酒、生姜、醤油、砂糖で炒め煮にします。汁気が少なくなれば、ご飯のお供に最適な牛の佃煮の完成です。
・⑦ローストビーフ寿司
酢飯を寿司の形に握り、わさびを少し塗ってローストビーフをのせます。
お客様をもてなすのにもぴったりな、贅沢なローストビーフ寿司です。
・⑧牛丼
ローストビーフを小さく切り、タマネギやしらたきと一緒に、すき焼きのたれで煮込みます。
その上にご飯をのせると、手軽で美味しい牛丼が完成します。
・⑨ローストビーフの串焼き
ローストビーフを筒状に巻き、串に刺し、市販の焼き鳥のたれを塗ってグリルやオーブンで焼きます。
炭火で焼くと、さらに香ばしさが増します。
まとめ
ローストビーフを再加熱する際は、フライパンで蒸し焼きにするのがお勧めです。
弱火でじっくりと加熱すると、肉が焼きすぎるのを防げます。
また、余ったローストビーフはアレンジレシピでリメイク!
サンドイッチ、カレー、佃煮、牛丼、串焼きなどにアレンジすると良いでしょう。
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