お子さんが小麦粘土で遊んだ後、うっかりして机の上にそのままにしてしまったことはありませんか?気が付くと、粘土は固くなってしまっています。
一度硬くなってしまった小麦粘土は、もはや使い物にならないのでしょうか?
密封容器で保管していても、再度使おうとしたときに硬化していることがあります。
もしかすると、保存の方法が間違っていたのかもしれません。子供たちに人気の小麦粘土ですが、硬化しやすいという問題があります。
うっかり保管を忘れると…小麦粘土が固まるのはあるあるです。
でもご安心ください!
硬くなった小麦粘土を柔らかく戻す方法がありますし、適切な保存方法で長持ちさせることもできます。
以下では…
硬化した小麦粘土を復活させる方法やオススメの保存方法、破棄するタイミング、保管方法などを解説していきます。
少しの工夫で、より長く楽しむことができますので、ぜひお試しください。
ただし、【そもそも】小麦アレルギーの方は使用時に注意が必要です。
小麦粉粘土に触れただけで反応が出ることがありますし、万が一口に入れてしまった場合、生の小麦による重篤な症状を引き起こす可能性があります。
もくじ
硬く固まる小麦粘土を柔らかく復活させる方法【3つの実践的手順】
硬化してしまった小麦粘土も、適切な方法を用いれば柔らかく復活させることができます。
ここでは、固まってしまった小麦粘土を再び使えるようにする3つの効果的な方法を細かくご紹介します。
粘土の乾燥具合に合わせて最も適した方法を選んで試してみましょう。
湿った布で包む
硬くなった小麦粘土を、湿った布でしっかりと包んでください。
その後、水分が蒸発しないように気密性の高い容器に入れます。
粘土がどの程度硬化しているかによって、数時間から一晩ほど放置すると、粘土が再び柔らかくなります。布の準備が面倒な場合は、
湿らせたキッチンペーパーやノンアルコールのウェットティッシュで代用できます。
この方法は比較的簡単で、過度な水分を含む心配も少ないですが、非常に硬くなった粘土には効果が薄い場合があります。
少量の水で練り込む
粘土を平らにして広げ、指先に水を少しつけて粘土に練り込みます。
このとき、水を一度に多く加えすぎないように、約10回に分けて少しずつ加えることが大切です。水を多く加えると粘土がべたつく可能性があるため、注意してください。
水を加えた後は、粘土をしっかりと練り、適度な柔らかさに調整します。この方法は迅速に行えますが、水の量を適切に調整するのが難しい場合があるため、慌てずに行ってください。
ジップロックバッグで水分を吸収させる
粘土を細かく砕いてジップロックバッグに入れ、適量の水を加えます。
バッグの中で粘土と水を均等に混ぜ合わせることが重要です。粘土が適度に湿る程度の水量にしてください。水分を均等に吸収させるために、バッグを時々振って混ぜると効果的です。
ポリ袋を使用する場合は、水漏れしないようにしっかりと口を縛ってください。特に硬くなった粘土に効果的な方法です。
水を多く加えすぎて粘土がネチョネチョになってしまった場合は、数時間放置して自然乾燥させてください。
乾燥しすぎないように、蓋つきの容器に入れ、蓋を少し開けておくと良いでしょう。
乾燥後は粘土をよく練り、使いやすい柔らかさに調整します。ただし、色つきの粘土は手や衣服に色移りする恐れがあるので、水を加える際は特に注意が必要です。
小麦粘土の長期保存方法と注意点
小麦粘土は、自然由来の素材である小麦粉、水、塩、油が主成分です。
そのため、保存方法に注意が必要です。ここでは、小麦粘土をより長く楽しむための保存のコツを紹介します。
そもそもですが…安全性が確認されていても、小麦粘土は食べられないものです。子供が遊ぶときは、大人がしっかりと見守ることが必要です。
完全密封での保管
小麦粘土を乾燥から守るためには、まずラップで丁寧に包みます。その後、空気を遮断できる密閉容器やジッパー付きの袋に入れます。
これにより、空気に触れて乾燥するのを防ぐ=固まる状況を防ぎ安くすることができます。
以前は容器だけで保管していましたが、数日で硬化することがわかりました。ラップで包むことで、より効果的に乾燥を防ぐことができるのです。
冷蔵庫での保存
特に手作りの小麦粘土の場合、冷蔵庫での保存をおすすめします。
市販の小麦粘土も、一度開封した後は冷蔵庫で保管すると良いでしょう。
小麦粘土の使用期限と廃棄のタイミング
小麦粘土の適切な使用と保存方法について説明しましたが、使用期限の設定も重要です。以下では、使用期限の目安について説明します。
小麦粘土の使用期限
市販の小麦粘土と手作りの小麦粘土では、使用期限が異なります。
市販の小麦粘土は、商品によりますが、開封後約1ヶ月が一般的な使用期限です。
手作りの小麦粘土の場合、冷蔵庫で保存しても、およそ3日から5日が使用期限です。自然素材を使用しているため、使用期限が短めになります。
廃棄の目安
使用した小麦粘土は時間が経つにつれて、カビや細菌が繁殖する可能性があります。不快な臭いがする、粘土がぬめっている、カビや斑点が見られるなどのサインがある場合は使用を避けるべきです。
保存状況によって異なりますが、市販品、手作り品問わず、異常があれば使用しないようにしましょう。
小麦粘土で作ったアート作品の長期保存方法
子供たちが小麦粘土で作ったアート作品を長く保存し、飾っておきたいと思うことがよくあります。
しかし、普通に置いておくと、時間が経つにつれて乾燥して崩れてしまうことがあります。そんな作品を長持ちさせるための保存方法について紹介します。
トースターを使った硬化方法
オーブンでも可能ですが、より手軽にできるトースターを使って、小麦粘土の作品を硬化させます。
トースターのトレイにアルミホイルを敷き、作品を置いた後、さらにアルミホイルをかけて約15分焼きます。トースターの種類や作品の大きさによって焼き時間を調整し、5分ごとに様子を見て、焦がさないように注意しましょう。
焼きすぎると作品がひび割れする可能性があるため、注意が必要です。
保護コーティング
作品にニスやマニキュアのトップコートを塗ることで、カビの発生を防ぎ、保存期間を延ばすことができます。焼いて硬化させた後に塗ると、より効果的です。
ニスの代わりにマニキュアのトップコートを使用することも可能です。
まとめ
この記事で紹介した主なポイントは以下の通りです。
■小麦粘土を柔らかく戻す方法
湿らせた布やキッチンペーパーで包む
少量の水を加えて練り込む
■小麦粘土の長期保存法
ラップで包んで密閉容器に保管
手作り粘土は冷蔵保存
■使用期限
市販の小麦粘土は開封後約1ヶ月
手作り粘土は約3日から5日
■使用中止のサイン
不快な臭いやぬめりがある場合
斑点やカビが生じた場合
■作品を長持ちさせる方法
トースターで焼く
ニスやマニキュアのトップコートでコーティング
硬化した小麦粘土の復活方法や、作った作品を長く保存する方法を知ることで、子供たちの創造的な時間をより楽しく、記憶に残るものにできます。
雨の日などの家での時間を、安全で手軽な小麦粘土を使ったアート活動で、親子で楽しい思い出を作るのはいかがでしょうか。
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