スパゲティ80gを水で茹でた後、重さはどの程度になるのでしょうか?
この質問は、インターネット上のQ&Aサイトでよく見かけるもので、中には10万回以上も閲覧されているものもあります。
一見すると単純な疑問のように思えますが、実はさまざまな理由から知りたがる人がいます。
例えば、茹で上がった後のスパゲティパスタの重さを基にカロリーを計算したいとか、乾燥状態と茹でた後でどれくらい重さが変わるかを確かめたいという動機です。
人によっては、ダイエット中や血糖値管理のために、茹でた後の重量がカロリー計算において重要な指標になることもあります。
また、食べ盛りの私のように、つい多めに茹でてしまい、その後の量に驚くことも少なくありません。
以下、ご参考にしていただけると幸いです。
もくじ
スパゲティ80gを茹でるとどれほどの重さになるのか?
まず、スパゲティ80gを茹でたときの重量の変化について考えてみましょう。通常、乾燥状態でのスパゲティは80gから100gが1人前とされています。
料理の種類によっても適量は異なります。
たとえば、シンプルなペペロンチーノやたらこスパゲティでは、具材が少なめなため100g以下では物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、クリーミーなカルボナーラや具材豊富なペスカトーレの場合は、80gでも満足できるでしょう。
茹で上がりのスパゲティはどれくらい重くなる?
スパゲティが水を吸って重くなることは知られていますが、実際にはどの程度なのでしょうか?
一般的には、乾燥状態の約2.5倍の重さになるとされています。
本当に?という疑問があると思うので、スパゲティパスタメーカーである日清製粉社の質問コーナーを引用すると…
Q. スパゲティは茹でるとどのくらいの量になりますか。
A. スパゲティの種類(一般的なスパゲティ・早ゆでスパゲティ)や太さ、茹で時間等により異なりますが、乾麺の約2.1~2.5倍の重量になります。100gのスパゲティを茹でると、約210~250gになります。
結論として、スパゲティを茹でるとその重量は約2.5倍になることが多いです(スパゲティパスタの太さにもよります)。
したがって、80gのスパゲティを茹でた場合、その重量は大体200g程になり、100gを茹でると約250gになるということになります。
茹でたスパゲティ250gのカロリーはどれくらい?
茹で上がりのスパゲティ100gあたりに含まれるカロリーは150キロカロリーです。
この基準を用いると、100gのスパゲティを茹でた結果、250gに増え、その総カロリーは約375キロカロリーとなります。この量は、コンビニで売られている鮭おにぎり2個と同等です。
スパゲティをメインとして食べる際には、これくらいの量で十分満足できるでしょう。
しかし、200gのスパゲティを茹でると、重さは500gにもなり、カロリーは750キロカロリーに達します。
このカロリー量は見た目のボリューム感と同じくらい大きく、満足感は得られますが、健康的な食生活を送りたい人には多すぎる量かもしれません。
スパゲティの種類別カロリーランキング
スパゲティに加えるオイルや具材、ソースによってカロリーは大きく異なります。今回は、カロリーが比較的低めのスパゲティを選び、ランキング形式で紹介します。
一方で、カロリーが最も高い一般的なスパゲティはカルボナーラで、そのカロリーは779キロカロリーにもなります。これは、生クリームやチーズ、卵といった高カロリーな材料を使うからです。
第5位はペスカトーレで740キロカロリーです。
海鮮がたっぷり入ったトマトベースのこのスパゲティは、イカやバター、オリーブオイル、白ワインなどの高カロリーな材料を使っているため、カロリーが高くなりがちです。
第4位はトマトときゅうりの冷製スパゲティで570キロカロリー。
トマトときゅうりを使っているものの、オリーブオイルをたっぷり使うため、予想以上にカロリーが高くなります。冷製スパゲティが必ずしも低カロリーとは限らない点に注意が必要です。
第3位はペペロンチーノで、505キロカロリー。
にんにくとオリーブオイル、塩コショウや唐辛子だけで作るシンプルなスパゲティですが、食べ応えがあります。
第2位はボンゴレで474キロカロリー。
アサリをメインに使ったこのスパゲティは、アサリが低カロリーであり、白ワインや塩コショウ、にんにくであっさり味付けされているため、カロリーを抑えることができます。
第1位は和風きのこスパゲティで440キロカロリーです。
きのこはカロリーが非常に低いため、主材料として多く使ってもスパゲティ全体のカロリーを抑えることができます。
ぶなしめじやエリンギ、しいたけなど様々なきのこを使うことで、味わい深い一皿になります。醤油バターやベーコンを加えることで、さらに美味しくなります。
スパゲティ一人前の量の見極め方
スーパーマーケットで見かけるスパゲティには、日清製粉の「マ・マー」や日本製粉の「オーマイ」など、一人前が80gから100gで分けられている便利な商品があります。
しかしながら、「ブイトーニ」や「バリラ」、「ディ・チェコ」のようなイタリアの有名ブランドの製品には、このような分け方がされていないことが多いです。
そんなとき、80gから100gのスパゲティを一人前として、目分量で量る方法が役立ちます。
一般に、「OKサイン」を使った量り方が知られています。これは、親指と人差し指で直径約2.5センチメートルの輪を作り、その中にスパゲティが収まる量が100gの目安になります。
カロリーを正確に把握したい場合はキッチンスケールを使うのがベストですが、大まかな量を知りたいだけなら「OKサイン」で十分です。
実際にキッチンスケールで量った100gのスパゲティをこのサインに入れ、感覚を掴むことで目分量の精度を上げることができます。
ただし、人によって手の大きさは異なるため、この方法は目安として使いましょう。
まとめ
「スパゲティ80gを茹でたらどれぐらいの重さになるか」という一般的な疑問に対して、具体的な数値を示しながら解説しました。
スパゲティ一人前は乾麺で80gから100gとされており、茹でるとその重さは約2.5倍に増えます。
特に食欲旺盛な人や、つい多めに茹でてしまう人は注意が必要です。なぜなら、200gのスパゲティを茹でると、重さが500gになり、カロリーも750kcalに達するからです。
一人前のスパゲティを測る際の簡易な方法として「OKサイン」がありますが、もう少し多めに茹でたい時は、サインの輪を少し広げて調整できます。
しかし、過剰に茹でてしまうと、その量に驚くかもしれません。そのような場合、「これは罰ゲームか?」と思うこともあるでしょう。
以上の情報が今後のパスタ・スパゲティ作りのご参考になれば幸いです。
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