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ドライクリケットが入っている食品:リスクのチェックとコオロギの将来性

ドライクリケットが入っている食品:リスクのチェックとコオロギの将来性

最近、昆虫を用いた食品への関心が急上昇しています。

特に、コオロギを使った商品が人気を集めているのが特徴です。こうした食品に好奇心を持つ人がいる一方で、食べたくないと感じる人も少なくありません。

後者の人々は成分表示をしっかり読んで、避けるべき食品を見分けています。しかし、興味深いことに、コオロギを含む食品には「ドライクリケット」という名前が用いられていることがあります。

 

「ドライクリケット」が入っている可能性のある食品には、一体どのようなものがあるのでしょうか。

以下では、次のような点に注目して説明します:

・ドライクリケットとは具体的に何か
・コオロギを表す別の呼び名
・コオロギを食品に利用する理由
・コオロギが入っている/含まれやすい食品
・コオロギ入り食品の潜在的なリスク

 

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ドライクリケットとは?【そもそも】

「ドライクリケット」とは、具体的にはコオロギのことを指します。

この言葉は、食用目的で特別に養殖された国内産コオロギを意味し、「乾燥コオロギ」と訳されます。由来となるのは以下の通りです。

・ドライ = 乾燥した
・クリケット = コオロギ

つまり、この表現は乾燥したコオロギが食品の原材料として用いられていることを示しています。また、「クリケットパウダー」という表現もあり、これはコオロギを粉状にしたものを指します。

 

一部の食品には、「食用コオロギパウダー」や「食用コオロギエキス」のように、明確にコオロギが含まれていることが表示されています。

でもいっぽうで、クリケットパウダーやドライクリケットのように、その含有が一見して分からない名称も増えてきています。

個人的な体験から言うと、私のペットであるヒョウモントカゲモドキは本来昆虫を食べる生き物ですから、コオロギやクリケットには馴染みがあります。

 

ただし、人工飼料で育てているため、実際のコオロギを見ることはほとんどありません。自分が食べるとなると…馴染みがない方よりは壁がないですが、一瞬「ん?」とも。

とはいえ、コオロギを使用した食品は、今後も市場に登場し続けると予測されます。

そのため、昆虫食を避けたい方は、特に注意が必要です。

好んで食べる人もいれば、そうでない人もいるのですから、何が含まれているか不明瞭な表示は、不公平だと感じるかもしれません。

 

コオロギの他の名称

コオロギ粉は、「ドライクリケット」以外にもさまざまな名前で呼ばれています。例えば:

・クリケットタンパク
・クリケットプロテイン
・グリラスパウダー
・サーキュラーフード
・シートリア

これらの名称は、将来的にさらに増える可能性があります。

「クリケットタンパク」や「クリケットプロテイン」といった表現は、コオロギを指しています。

これらの製品がコオロギ粉末を含んでいるのは明らかですが、「クリケット」という名前だけでは、知らない人には単なるプロテイン製品に見えてしまうかもしれません。

そのため、コオロギを避けたい方は、製品の詳細な説明をよく読むことが大切です。

 

・グリラスパウダーとは

グリラスパウダーは、徳島県に根差した革新的な会社「グリラス株式会社」が提供している、コオロギを原料とした粉末です。

この会社は徳島大学から生まれたスタートアップで、食用コオロギに関する品種改良から生産、加工、商品開発、そして販売に至るまでの全過程を国内で手掛けています。

実は、徳島県の一部の高校で給食にこのコオロギ粉末が使われていることがあり、その提供元はグリラス株式会社です。

さらに、この会社はドラッグストアやNTT東日本、コンビニエンスストアといったさまざまな業界と協力して、コオロギパウダーの普及活動を行っています。

 

・サーキュラーフードとは

サーキュラーフードとは、2021年ごろから注目され始めた「食材の持続可能性」や「循環型食品システム」を指す概念です。

これは、捨てられる運命だった食材を再利用して、新たな製品や資源として活用するという考え方に基づいています。グリラス株式会社はこの考えを推進し、食用コオロギをサーキュラーフードの良い例として市場に提案しています。

 

・シートリアとは

シートリアはグリラス株式会社が立ち上げた、コオロギを使った食品ブランドです。「食用コオロギを身近で一般的な存在に」をコンセプトに、このブランドは命名されました。

名前は「循環型(Circulated)」「養殖された(Cultured)」「コオロギ(Cricket)」の3つのCと、「3」を意味するラテン語「tria」を組み合わせています。C. TRIAプロテインバー、C. TRIAクッキー、C. TRIAクランチなど、多岐にわたる製品が既に市場に出ています。

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ドライクリケットを食品に取り入れる理由

ドライクリケット(コオロギ)が食品の一部として採用される主な理由は、それが肉や魚の代替品となりうるからです。

特に栄養価が高く、飼育が簡単でエサの量も少ないことから、持続可能な食料資源としてのポテンシャルが注目されています。

しかし、ここでいくつかの重要な疑問が浮かび上がります。

もしコオロギが本当に高い栄養価を持つならば、なぜ古くから食用として広まっていないのでしょう?実際に牛や豚の代わりとなり得るのでしょうか?

 

そして、食用コオロギの飼育が本当に容易で、エサの量も少なくて済むのか、そもそもなぜ突然コオロギが食料として注目されるようになったのでしょうか?

また、多くの企業がほぼ同時にコオロギを使った製品の開発と普及を始めた背景には、一体何があるのでしょうか?

コオロギは過去に主に鳥類や両生類の飼育用餌として使われてきましたが、人間の食料としてはそれほど一般的ではありませんでした。

(宇宙食みたいな、ある種ネタみたいな商品はみたことがありました)

 

これからコオロギが選ばれる理由、また他に選択肢がなかったのかどうか、そしてなぜ今まで食べられてこなかったのか、これらの疑問に対する答えを示すことが

「コオロギ」「ドライクリケット」が今後広まるかどうか重要なポイントのように感じます。

ドライクリケットが入っている食品の実態

ドライクリケット、または一般にコオロギとして知られるこの成分は、幅広い加工食品に利用されています。これには、チョコレート、スナック、パン、さらに多岐にわたるお惣菜も含まれ、想像以上に多くのアイテムに含まれている可能性があります。

実際に、大手パンメーカーや学校給食、航空会社の機内食など、様々な場所でドライクリケットを使用した製品が導入されています。

外食する際にも、このコオロギパウダーが使用されている可能性がありますので、食べたくない場合は信頼できる飲食店での食事を心がけることが大切です。

(正直そこまで気にしていたら生きにくいですよね…)

 

・注意すべき調味料表示

特に注意したいのが、「調味料(アミノ酸等)」という表示です。

このカテゴリーの調味料には、コオロギ由来の成分が含まれていることがありますが、具体的な内容は明示されていません。

将来的には、遺伝子組み換えされたコオロギがこの区分に加えられる可能性も…と言われています。

調味料が何から作られているかを消費者が知るのは難しく、ドライクリケットを含む食品は「コオロギパウダー」などと直接的に表記されることもありますが、全てが明確にされているわけではありません。

2017年9月の食品表示基準の改正以降、国内で製造される加工食品は原料の原産地表示が義務付けられています。ただし、コオロギパウダーやコオロギエキスを調味料として使用した場合、「調味料(アミノ酸等)」と一括りにされてしまうことがあります。

このような表示からは具体的な成分を判断することが困難なため、これらを避けたい場合はオーガニック食品店で調味料を含まない商品を選ぶことをおすすめします。

 

ドライクリケット使用に伴う潜在的なリスク


ドライクリケット、つまりコオロギを食材として取り入れる際には、いくつかの潜在的なリスクが考えられています。

この分野はまだ多くが未解明であり、ここで挙げた以外にも予測不能なリスクが存在する可能性があります。これらはあくまで可能性に過ぎませんが、注意が必要です。

 

・アレルギー反応

コオロギやその他の昆虫は、エビやカニなどの甲殻類と同じアレルゲンを含むことがあり、甲殻類アレルギーの人が反応を示す可能性があるとされています。

甲殻類を食べてもアレルギー反応がなかった人でも、コオロギを摂取することで異なる反応が出ることが報告されています。

これまで日本ではコオロギを食べる習慣がなかったため、どのようなアレルギー反応が起こり得るのかはまだ完全には分かっていません。

さらに、食品安全委員会は、コオロギが含む可能性のある高い細菌数や、重金属が濃縮されるリスクについても警告しています。

また、寄生虫に関する問題も懸念されています。これらのリスクを完全に理解するには、さらなる詳細な調査と研究が必要と言われています。

ドライクリケットが入っている食品・まとめ

コオロギ=ドライクリケットが入っている食品・昆虫食品は、「ドライクリケット」や「クリケットパウダー」など様々な名前で市場に出回っています。

これに関心がある人もいれば、避けたい人もいます。

特に避けたい場合は、自らが無意識のうちにこれらの製品を摂取しないよう注意が必要です。

調味料に隠れた「アミノ酸等」の表示を通じてコオロギが使用されている可能性があり、消費者がこれを把握するのは難しいです。

昆虫食が新しい食文化として提案されている現在、その安全性について完全に理解するまでには時間がかかるのかな、と思います。

したがって、どうしても、どうしても気になる方は、情報に基づいて慎重に選択することが、賢明な消費者行動と言えます。

私は……たぶん面倒だから気にしないと思います。

(メンドクサイ=生活しづらいが勝りますから)

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