ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない!!
…とヒョウモントカゲモドキ(レオパ)を飼っているとヒョウモントカゲモドキが餌を食べない問題に直面することもあるかもしれません。
前回までちゃんと、普通に餌を食べていたのになんで!?!?
と混乱することも有ると思いますが、病気である場合を除いて基本的には環境の改善や、成長の状況によって解決することも多くあります。
そこで、今日はヒョウモントカゲモドキが餌を食べない時、病院へ連れて行く前に先ずすること/試してみることとして3つほど私の経験の範囲ですが、ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない時にやってみて欲しいことをまとめておきますね^^
ベビーの場合についても私見としてまとめておきます。
何かしら、あなたのレオパライフのお役に立てれば幸いです。
ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない!!なぜ?
先ず、最初に「レオパ自身の問題」というか「そういうもの」として、特に初めてヒョウモントカゲモドキを飼っている方が直面しやすいのが…
・ヒョウモントカゲモドキの成長
によって「餌をたべない」ではなく、餌を必要としている量が減っている可能性があります。
ヒョウモントカゲモドキがベビーからヤングの頃は、飼育環境に問題がなければ毎日餌を食べてくれる…というか欲してくるものです。
※個体差は当然ありますが
身体をどちらかというと「縦に」伸ばす為に沢山の栄養が必要になってくるからです。この時期って気づけばドンドン大きくなってきていきますよね。
食べたら食べた分大きくなっていきます。
でも、ある程度の成長を遂げると、毎日食事が必要ではなくなったりしてきて、ヒョウモントカゲモドキ本人が…
「毎日餌いらねぇや」
と、判断してこれまで通り毎日餌をあげようとしても「プイ」っとそっぽを向いて食べてくれません。これは拒食ではなく「そういうもの」。成長の証であると言えます。
ちなみに、私は10か月~1年半のアダルトのヒョウモントカゲモドキ(レオン)とベビーの頃から、レオパ(レッド:生まれて二か月~五か月)とニシアフ(もずく:三か月~七か月)をそれぞれ飼っていますが…
・レオン
当初:3日に一回のご飯→現在5~6日に一回のご飯
・レッド
当初から現在:毎日
・もずく
当初:3日に2回→2日に1回→3日に1回
と、それぞれ成長の状況によって食べたがる頻度が変わっています(レッドはまだ小さいから毎日食べますね)
レオンともずくは食べる頻度減っていますが、尻尾もだいぶプリっとしてきており健康そのもの(と思われます)。
上記頻度はあくまで目安で、脱皮前は食べないですし、気分が乗らない時もあるようでプラス2日あけたりもあります。それなので、ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない時はまず「成長状況」も原因の一つとして考えてみてください。
※私が信頼する爬虫類カフェの方は、ちゃんとした飼育下であれば、数日食べなくてもお腹が減ればそのうち食べる。無理にあげようとせず、「へー食べないんだ?上げないよ?じゃあまた明日ね!」と、無理にあげようとはしないでストレスをかけなければ、食べるもの、と話していました。
ヒョウモントカゲモドキが餌食べない原因・環境
さて、ここからが「いやいや、成長の変化ではない」普通にヒョウモントカゲモドキが餌を食べない!といった時の改善方法、です。
やはり、「環境」が一番であると言えます。
よく言われることではありますが…
1、温度・湿度
2、ストレス
で、食欲が落ちる→餌を食べないという状況になってしまっていたりします。
爬虫類って人間や・ワンちゃんの様に生きたい!食べなきゃ!…といった発想はないんだろうな、と感じています。
「動かなければエネルギーいらないよね。だったら動かない。」
と言う、引きこもり生活が得意というか標準なのでベビーの頃を除くと食への意欲が少なかったりします。そこに加えて、、、
1、温度・湿度
が、適性でないと…
「あーーー、さみーな。めんどくさいから飯食べなくていいや」
といった感じで食べてくれません。食べてもちょっとダケとか。
ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない時は先ず「温度・湿度」の見直しが最優先。…と言いつつここで難しいのが、人間だって人によって涼しい方が調子よい人、暑い方が調子よい人いるように個体差はあります。
ありますが、一般的に温度は
27~32度
位が比較的食が安定していると言われています。後は個体差で30度以上じゃないと…とか27度でも問題ないとか、出てくると思います。
さすがに25度以下の場合は温度は上げる調整をしないと餌を食べない解決にはならないですね。
パネルヒーターは常設、ダントツ+サーモスタット+スタイロフォームで保温が冬の寒さ対策スタンダードになってきます。これに関しては…
コチラの記事で紹介しているので良かったら参考にしてみてください。問題なく温度管理できますよ^^
また、湿度に関しては私は食欲に大きく影響するとは思っていなく、ウェットシェルターを入れておけば特段ケージ内全体の湿度をやっきになってどうこうする必要はないと思います。
ただ、湿度が低いと脱皮が上手くいかないのでそういう意味での対策含めて、
ベビー~ヤング:60~80%
アダルト:40~60%
の湿度が目安…と言われていると思います。
むしろケージ内の湿度が高すぎる方が本来、乾燥した地域に住んでいるレオパにとっては「イヤ」だと思うんですよね。
だから、ウェットシャルター内は「湿度高い」、その他ケージは最低限の湿度を…で良いと考えています。環境を選ばせてあげないと、ですね!
ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない時に疑う、改善すべき…としては、、、
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2、ストレス
これは、私自身もそうですが「うちの子は大丈夫」といった慢心も多分にあると思うので素直に改善できないか考えておいた方がよいと思います。
・環境の変化
・外的要因
・構いすぎ
がストレスの3大要因になりそうです。
・環境の変化
…ケージ内のレイアウト変更、急な気温・湿度変化(人間の為のエアコン使用や季節変化による)などなど。
人間でも多少は職場が変ったり、引越したりすればストレスと言うか緊張感これまでより上がりますよね。それが自分(ヒョウモントカゲモドキ)自身でどうしようもない、
人間や季節の変化で起こったら??
繊細なヒョウモントカゲモドキは餌食べないという抗議(?)に出ますが、「慣れ」もありますので、尻尾が太い・たくわえがある状況ならある程度は慣れて貰わないと人間側も困ることもありますので…
一気に状況を変化させるのではなく、徐々にさせる…といった配慮をしてあげてくださいね。
・外的要因
…よくあるのが、外出中に家族が覗き込む・触る、ペットがうろちょろ覗き込む、ケージ内インテリアが倒れる(温湿度計が倒れる、落ちるなども結構びっくりします)などなど…
ヒョウモントカゲモドキからしたら人間は「怪物」です。でっかいモンスターです←これ本当に…。サイズ感からしたら、進撃の巨人ですよ。。
そんなのが窓の外からちょくちょくを通り越して覗き込んで来たら…安心できますか?
これまでは大丈夫だったといいつつもストレスは人間もそうですが積もり積もるものですから、「私は大丈夫」ではなく、一度距離を置いてみるもとも重要です。
そうしたら、お腹が減ってあのカワイイ目で餌を訴えてくるかもしれませんよ。
・構いすぎ
これは外的要因とも重なりますが。いくら ヒョウモントカゲモドキが触れ合える、「慣れる(なつくではなく)」爬虫類とは言え、「進撃の巨人状態」である事には変わりありません。
繰り返しですが、「これまでは大丈夫だった」「うちは大丈夫」ではなく、一度ストレスが積もり積もっているのかも?を疑ってみてください。
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ベビーが餌食べない時は?
大人の健康なヒョウモントカゲモドキなら、水さえ飲んでくれていれば一か月食べなくても問題はありません(もちろん故意に餌を上げないという意味ではないです)。
冬場だったり、繁殖の季節になると自然にそれくらい食べないという生体もいます。
ただ、ベビーが餌を食べないとなるとやはりマズイです。
ヒョウモントカゲモドキを飼っている方ならご存知だと思いますが、ヒョウモントカゲモドキは尻尾に栄養を蓄える生き物です。尻尾が栄養タンクと言えば良いでしょうか。
ベビー~ヤングの頃は身長を大きくする方に栄養が使われるため、尻尾が太くなりにくい時期です。そのため、一か月も餌を食べてくれないと……良くないですね。
とは言え、数日で焦って病院に……なんてことをすると「移動のストレス」を余計にかけてしまうため、まずは「環境の見直し」「構いすぎない」この鉄板2つを行ってください。
生まれて数日の「どベビー」でもなければ1週間くらいは(良くはないですが)大丈夫です。先ずは落ち着きましょう。
少しだけ落ち着ける材料をお話すると、ヒョウモントカゲモドキはショップやイベントで販売される時輸送され(国内・海外問わずです)、この時、ほとんどの場合数日は餌を抜くようにしています(アダルトなら1週間以上)。
私たち人間同様、満腹までご飯を食べたあとに、輸送=揺さぶられたら……吐きませんか?
人間で言うとジェットコースターとは言いませんが、車や飛行機での移動はかなり激しい動きになるわけです。
つまり「ベビーであっても数日はご飯食べなくても生きている生体を私たちは購入している」ということです。だから、かわいいレオパがご飯を食べなくて焦る気持ちは分かりますが、先ずは落ち着いてヒョウモントカゲモドキが落ち着ける環境を作ってあげてください。
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ヒョウモントカゲモドキが餌食べない→グルメ
これは、私自身陥ったことがないのですが、書籍やブログなどを拝見するとヒョウモントカゲモドキ(レオパ)が「餌に飽きる」という事で餌を食べないということもあるようです。
これが…
3、餌を変えてみる
ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない時の解決策の一つ。試してみたいこと、ですね。
人間に置き換えてみると…
・毎日、から揚げ
・毎日、焼肉
・毎日、カレー
…うん。毎日は確かにきつい(笑)という事で「イヤイヤ」の可能性も考えられる…ということですね。
人工飼料をメインで食べているヒョウモントカゲモドキは生餌(コオロギ)を試してみると喰いつきが違う、と言うのは誰しもが納得できることだと思います。
そもそもが昆虫食なんですから。
また、人工飼料も複数販売されているのでローテーションで使ってみる(レオパ個々で好き嫌いはあるようです)とか、は普段からやっておくと良いかもしれません。
※余談ですが普段人工餌を与えている方で、突然コオロギって言われても…ということもあるかと思いますが、
・爬虫類ショップが近くにない場合は熱帯魚ショップに売っていたりもする
・通販
・冷凍コオロギ
と言う手もあります。
この時、ダスティング(カルシウムパウダー)を忘れずに!
最後に
上記は「病気でない前提」で書いています。下痢がひどり、はき戻しがあったなど、単純に食べない以前の問題でしたら病院につれていくことが先決です。
正直、アダルトのヒョウモントカゲモドキでしたら尻尾が太ければ1週間どころか、2週間、1か月食べなくても大丈夫です。
※ただし、水だけは飲める環境=水入れ、霧吹きは整えておいてくださいね
ちょっと食べないくらいで下手にベタベタ構うと、それがストレスで更に…が最悪のパターンになりますのでお気を付けくださいね。
環境をシッカリと整えてあげると、突然くりくりオメメで餌を要求するいつもの姿が出てくる可能性があります。先ほど書いた、、、
ちゃんとした飼育下であれば、数日食べなくてもお腹が減ればそのうち食べる。無理にあげようとせず、「へー食べないんだ?上げないよ?じゃあまた明日ね!」と、無理にあげようとはしないでストレスをかけなければ、そのうち食べるもの
これくらいの穏やかな気持ちで構いすぎない方が良いのかもしれませんね^^
ヒョウモントカゲモドキが餌を食べない時に少しでも解決のお役に立てれば幸いです!
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