夏になると、一軒家の2階部分は他の階に比べて温度が高くなりがちで、時には耐えがたい暑さを感じることもあります。

特に2階に冷房設備がない家では、この問題はさらに深刻です。

しかし、もし1階に冷房があるなら、その涼しい空気を効果的に上階へと運ぶことで、省エネルギーで快適な空間を作る方法があります。

この記事では、そんな時に役立つサーキュレーターを使った冷気の循環方法についてご紹介します。

 

エアコンのない2階を涼しくするには？サーキュレーターの活用法

2階が暑くなるとき、多くの人がサーキュレーターや扇風機の使用を考えます。

冷たい空気は下に溜まりがちですが、適切な使い方をすれば、1階から2階へ冷気を送ることは決して難しくありません。

まず、階段の下にサーキュレーターを置き、冷房のある方向を背にして、風を上に向けましょう。さらに、2階の各部屋の入り口にサーキュレーターや扇風機を設置すると、冷風の取り込みがさらにスムーズになります。

 

また、室内の暖かい空気を外に逃がすためには、窓を適切に開ける換気も重要です。

この方法で、数時間かけて徐々に1階から2階へ冷たい空気を送ることができます。寝室を涼しく保ちたい場合は、就寝前3時間から空気を送り始めると良いでしょう。

サーキュレーターは、直線的に強い風を送り出し、部屋の空気を効率よく循環させることを目的としています。

空気を動かしたいときには、扇風機よりもサーキュレーターが適しているのです。

 

エアコンがなくても2階を涼しく保つ方法

冷たい空気が下に、暖かい空気が上に溜まるのは「そもそも」自然の法則です。

しかし、サーキュレーターを使えば、部屋の空気を均一に混ぜ、温度差を解消することが可能です。

エアコンとサーキュレーターを組み合わせることで、さらに省エネ効果が期待できます。

 

また、業務用サーキュレーターの利用も考えてみてはいかがでしょうか？家庭用としても十分に使えるサイズのものがあり、広い部屋でもその効果を実感できます。

静かで自動首振り機能付きの便利なモデルもあります。強力な風力で湿度を下げることもできるため、より涼しく感じられます。

 

2階を快適に過ごすための温度と湿度の調整術

夏が来ると、2階の部屋は1階に比べて格段に暑くなることが多いですよね。

そんな暑さを和らげるためには、部屋の温度を効果的に管理し、湿度を適切に保つ工夫が必要になります。

 

・温度上昇を避けるための対策

部屋を涼しく保つためには、太陽の熱を直接室内に入れないようにすることが一番です。

そのためには、窓にカーテンやブラインドをしっかり閉める、またはシェードを使うことが効果的。風は通すけど日差しは避ける、そんなすだれの設置も良いでしょう。

そして、部屋の空気を動かして涼しさを保つために、サーキュレーターの使用がおすすめです。

・湿度を抑える対策

湿度が高いと、室温がさほど高くなくても体感温度はぐんと上がります。

そうならないためには、室内の湿気を効率よく取り除く必要があります。

除湿器を置くのが一番ですが、冷凍庫で凍らせたペットボトルを使ったりするのも一つの方法です。

ただし、水滴に注意してくださいね。洗濯物を室内に干したり、観葉植物が多いと湿度が上がるので、これらも管理が必要です。

なぜ夜の2階は1階よりも暑いのか？

日中、太陽からの熱が室内に溜まると、夜になってもその熱が簡単には逃げません。

だから、外が涼しくなっても室内はじめじめと暑いまま…。これを改善するには、先のとおり日中の直射日光をカットすることから始めましょう。

遮光カーテンの使用や、ベランダにグリーンカーテンを設けると、自然に涼しい影ができて、部屋の温度上昇を抑えられます。

「そもそも部屋を暖めない」ことが夜少しでも涼しい部屋を作る大事な大事な作業です。

ちなみに「風情」を出すだめにゴーヤや朝顔などを使って日影をつくれば、見た目も楽しく、夏の暑さ対策が一層楽しくなりますよ。

 

室内での熱中症に注意

外だけでなく、室内でも夏の夜は熱中症のリスクがあります。

特に夜間、部屋の温度が高いと、体温調節が難しい子どもや高齢者は熱中症になりやすいです。

高温多湿の環境では体の熱が外に逃げにくく、熱中症に注意が必要です。

そのためには、日中はしっかりと日差しを遮り、湿度を管理し、夜にはサーキュレーターで空気を循環させるなど、暑さ対策をしっかり行いましょう。

まとめ

夏の2階部分の室温管理には、室温上昇の防止と湿度調整が鍵となります。この問題に対処するため、サーキュレーターや扇風機を活用する方法が有効です。

冷たい空気を1階から2階へと効果的に送り込むことで、エアコンのない上階でも快適な環境を作り出すことが可能です。

具体的には、階段下にサーキュレーターを配置し、1階から2階へ冷気を導くとともに、2階の各部屋の入り口にも同様の機器を設置して空気の循環を促します。

 

さらに、適切な換気により室内の暖かい空気を外に排出することも重要です。これらの対策を講じることで、数時間後には2階全体の温度を下げることができます。

また、夏の暑さは2階の室温だけでなく、湿度の管理も必要になります。

湿度が高いと室内がより暑く感じられるため、除湿器の使用や、冷凍したペットボトルを利用して湿気を取り除く方法が役立ちます。

そもそも夜間に2階が昼間よりも暑くなる主な理由は、日中に蓄積された熱が夜になっても逃げにくいからです。

これを防ぐためには、日中から遮光カーテンを利用したり、ベランダにグリーンカーテンを設けたりして、直射日光を遮ることが効果的です。

さらに、夏の室内では熱中症のリスクも高まります。

特に夜間、室温が高い状態が続くと、体温調節が難しい子どもや高齢者は特に熱中症になりやすくなります。

このリスクを減らすためにも、日中の日差しをしっかり遮り、湿度を適切に管理し、夜間はサーキュレーターで空気を循環させるなど、積極的な暑さ対策が求められます。

これらの対策により、エアコンのない2階でも快適な夏を過ごすことが可能になりますよ。