レオパの脱皮、レオパを飼育し始めてひとつの不安なポイントかもしれません。
ちょっと勉強すると「脱皮不全」という言葉を目にするし、湿度はー!身体をするところはー!などいろいろと悩ましい部分もあると思います。
今回はレオパの脱皮についての一通りの知識と、脱皮不全回避のためにできることなどをまとめていきます。
ちなみに…我が家の古参「レオン」くんは……脱皮を途中で諦める・止めるクセがあるのでそこそこ苦労してきました(`・ω・´)
ご参考になると嬉しいです!
レオパの脱皮基本のキ
自然界には驚きの現象がたくさん存在しますが、その中でも爬虫類=レオパードゲッコーの「脱皮」は特に興味深いものの一つですよね。
爬虫類、昆虫、両生類といった生き物たちが、成長の過程で体の表面を新しくするために行うこのプロセスは、まさに自然の奇跡……なんていったら大袈裟でしょうか(`・ω・´)
脱皮とは、文字通り古い皮膚を脱ぎ捨て、新しい皮膚を生み出すこと。これは、動物たちが健康を保ち、外部の環境や敵から身を守るための大切なステップです。
脱皮をすることで、動物たちは体を守る外部の層を強化し、傷やダメージから身を守ることができるんです。特に爬虫類は、汗をかくことができないので、脱皮を通じて皮膚を清潔に保つことがとても重要なんですね。
レオパの脱皮のタイミングとそのサイクル
レオパの脱皮は、生物の成長や健康状態によってそのタイミングやサイクルが変わることがあります。
レオパの場合、「平均的には」1ヶ月に1〜2回脱皮すると言われています。しかし、これはあくまで平均的な数字で、個体や環境によって変動します。
例えば同じ1匹のレオパでもベビー~ヤングの成長期は頻繁に脱皮をして成長をしていくし、アダルトの新陳代謝が落ち着いてきたレオパは脱皮のサイクルが遅くなる傾向があります。
濁した言い方なのは…
レオパの脱皮をみたことがない!……なんて人もいるくらい、スムーズに脱皮を終えるレオパがいるので夜中の内にサクッと脱皮をはじめ・終わらせてしまうレオパもいます。
はやければ5分から10分もあれば脱皮の行為自体は可能なので、、
ちなみに脱皮が近づくと、皮膚の色が次第に白くなっていきます。これが脱皮のサイン。
そして全身が白くなってから脱皮がスタートします。
身体をシェルターなど堅く思い物に擦りつけて皮膚のバリアー(?)を破り、少しずつ器用に脱いでいきます。口を使ったり手足を使ったり…
本能なのでしょうけれど器用だな~って思いますよ!
ちなみに……中には脱皮を観たことがなくて「うちのレオパは脱皮をしないのかも!」なんて心配をする「勘違いの理由」があるんです。
それは、脱皮の形跡がないから。
ようは…レオパは脱皮をしたあと、脱いだ殻を食べてしまう=食べながら脱ぐんです!だから形跡がのこらない(残りにくい)。
これは、自然界で考えると……脱いだ皮が残っていると捕食者に自分の存在をしらせてしまうため…だという説もあります。
レオパの脱皮 一連の流れ
レオパの脱皮の「流れ」は全身が白くなってから……だいたい鼻の先から始まり、尻尾の方へと進んでいきます。
この時、湿度の管理は非常に重要です。適切な湿度を保つことで、脱皮がスムーズに行われます。湿度が低すぎると、皮膚が乾燥し上手く抜けず、脱皮が途中で止まってしまう……というより、、
我が家のレオンくんのように「諦める」ことも。
(首まわりに皮がグルングルン巻いてしまい硬くなっている、、、)
このような状況を避けるため、脱皮の期間中は湿度をしっかりと管理しましょう。
湿度に関しては…
こちらの記事で私の考えを書いています。正直「気にし過ぎない」でよいと思いますが、脱皮の前後だけは注意してあげてくださいね!
また、脱皮後のケアも重要。新しい皮膚はまだ柔らかく、外部のダメージを受けやすいので、特に注意が必要です。
レオパの脱皮 注意点とサポートの裏技
レオパちゃんが脱皮をする時、メンタル的にもデリケートになり、ちょっとした変化にも敏感に反応してしまうことがあります。
イライラしがち。
私なりに考えると…脱皮中は「無防備」なので天敵に襲われるとマズイ。だから神経質になるんじゃないかなーと。
だから、スムーズに脱皮を終えられるよう環境を整えてあげたいですね!
脱皮中は「うるおい」が重要でそれは先ほどの「湿度」が外からの潤いだとしたら…内からの潤いが水分補給。レオパは普段より脱皮中は特に水分の消費が多く、その分たくさんの水を摂取したほうがスムーズにいくといえます。
レオパがいつでもお水を飲めるように、常に綺麗なおみずを用意してあげましょう!
また、脱皮する過程でレオパの体温調節が上手くいかないことがあるのです。脱皮中は、通常よりもちょっと暖かめの環境を作ってあげることで、体温調整を助けてあげましょう。
※ここで裏技(?)
これは脱皮がへたっぴで諦めがちなレオンくんのために行うことですが…
脱皮がはじまりそうになったら……パネルヒーターの上の床材に水をぶちまけます。すると湿度も上がるし「蒸す」状況が作れるわけです。
すると自分で脱皮を終えることも!
また、レオパは脱皮中、食欲が減少することが多いです。
ベビーやヤングのレオパは脱皮関係なしにバクバク食べるし、個性として直欲が落ちないレオパもいます。いっぽうで…しっかりと食欲が落ちるレオパも。
この場合、過度に
/
拒食だーーー
(`・ω・´)
\
などと騒ぎ立てることなく「自然に」放置が一番です。
数日食べなくてもレオパの健康には一切、いーーーっさい影響はありませんから。
それくらい脱皮中は、レオパにとってかなーりストレスフルな時期です。
だからいつも以上に大声を出したり、急な動きをすることは避け、できるだけ静かな環境を保ってあげることが大切ですよ!
脱皮が終わった後のケア、そのポイント!
脱皮が無事終わった後も、レオパのケア……といっても多少気を使ってあげる位のつもりがちょうど良いです。
新しい皮膚はまだ柔らかく、外部のダメージを受けやすいので……ムダにハンドリングをしたりしない方がよいです。
(そもそもハンドリングのしすぎが良くないのですが…)
水分補給は、脱皮後も続けて行う。
そして、脱皮後の皮膚はやや乾燥しやすいので、温度も気をつけてあげましょう!
脱皮が終わったら、ケージの掃除をしっかりとする。古い皮膚(ほとんどを食べてしまいますが、切れ端が残ることも)やエサの残りなどをしっかりと取り除き、清潔な環境を作ってあげたほうがよいですね!
以上がレオパ一連の「脱皮」の流れです。
あ、そうそう。
もしレオパが途中で脱皮を諦めたり、脚の指など局所的に脱皮の残りがあるようなら(脱皮不全の1,2歩手前)
→ヒョウモントカゲモドキの脱皮を手伝う!方法とコツをご紹介!
こちらの方法を試してみてくださいね~
一度見ておけばいざという時に上手く対処できますよ!
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