レオパードゲッコー(レオパ・ヒョウモントカゲモドキ)のケージをオススメとしてランキング形式でご紹介します。
ランキング形式にしていますが、レオパを飼う人それぞれの環境によってベター・ベストは変わってくるんです。
そこで、「こういう人にオススメ」「こういう人にはオススメじゃない」といった、メリット・デメリットも合わせて書いていこうと思います。
これからレオパのお迎えを計画している人も、
ケージの買い替えを検討している人も、
レオパのケージ選びで困っている方は参考にしてみてくださいね!
それでは、レオパのケージおすすめランキング最後までお付き合いください^^
もくじ
レオパのケージ選び方のポイントは?
レオパをはじめとする小型の爬虫類のケージを選ぶポイントは大きく分けて4つです。
①大きさ
②重さ/使い勝手/メンテナンス性
③保温のしやすさ
④通気性
それぞれ簡単に解説します。
①レオパのケージ大きさ
レオパのケージ選びのポイント①としては「大きさ」です。
レオパはヤモリですがぺたぺたと壁を登ることができないヤモリなので、ここでは高さではなく床面積についてお話します(③で高さについても触れていきます)。
レオパはだいたい20~25cmに成長します。
理想を言えば広いケージの方が動き回るスペースが合ってよいと言えますが、20×30cmの大きさのケージであれば終生飼う事ができます。
レイアウトをしっかりと作り込みたい!……という方は30×30cmあった方が自由度は増しますし、45×30cmであればいろいろできます。
ただし、大きくなればなるほど③保温が難しくなりますし、そもそもレイアウトは人間側の自己満足になりかねない部分もあるため「優先する部分はどこか」を決めてケージ選びをすると良いでしょう。
個人的にはたくさんのレオパを飼うわけでなければ30×30cmサイズならレオパも動きやすいのかな、と思っています。
②レオパのケージ重さ/使い勝手/メンテナンス性
レオパのケージ選びのポイント②は重さ/使い勝手/メンテナンス性です。
レオパのケージには主に3種類の素材があります。
1,ガラス:透明で視認性高いが重い
2,アクリル:透明で視認性高く軽いが割れやすい
3,プラスチック:軽く扱いやすいが透明性劣る
ざっくりとそれぞれの特徴をまとめると以上のようになります。
「ガラス」は透明度高く、また高い素材ではないため、レオパに限らず多くの爬虫類、両生類ほかいろいろな生物の飼育に使われています。
ただ、落としたら割れることは当然ながら「重い」ため、衛生面を考えると汚れれた際や定期丸洗いの際は結構なストレスを感じるかも知れません。普段ケージを置いている高さによっては女性やお子さんでは危ないケースも。
「アクリル」は透明で非常に軽く扱いやすいメリットがあります。丸洗いもガシガシ簡単にできます。しかし、割れやすく(大きいものほど割れやすい印象があります)やや高めの価格設定の商品が多いです。
「プラスチック」はいうなれば、プラケースです。虫を入れたりするケースをイメージすれば分かりやすいでしょうか。百均などでも手に入るし割れにくく手軽ですが、透明際は落ち、また保温方法によっては注意が必要です。
また、【使い勝手】はケージの開き方も大きなポイントです。
レオパは地上生のヤモリなので、鳥をはじめとした上からの攻撃は命に関わるためとても敏感です。
そのため、ケージの開きが「上」の場合は手を入れる時注意が必要です。上からレオパをつかもうとすると全力で逃げるし、最悪自切につながることも……
場合によっては上から餌を与えることが強いストレスを与えることになります。
ちなみに、私のレオパの中には上から餌を上げても、上を向いて飛びついてくるレオパもいます(笑)レオパも学習能力があって、慣れてしまえばこういうこともあるので、あまり神経質になり過ぎない方が良いかもしれません(驚かせないことは大前提ですよ!)。
いっぽう、ケージの開きが「側面」の場合、例えば観音開きなどでは、横から手を入れるためこのストレスが少なくなると言えます。
でも、実際は観音開きでもレオパは床面にいるのでレオパからしたら「上から」である事には変わりありません(苦笑)ただ、メンテナンスする人間側は多少楽ですよ^^
個人的には開きが「側面」であっても、スライドタイプは半分しか開かないので、あまりお勧めはしません。日常では大きなものの出し入れはあまりないと思いますが、なんだかんだメンドウです。側面なら観音開きがベストです。
レオパのケージ③保温のしやすさ
レオパのケージの選び方のポイントとして保温のしやすさも大きな要素です。レオパのケージは小さすぎるよりは大きい方が望ましいですが、大きければ大きいほど保温がしにくくなります。
レオパは27~32度くらいが調子が安定しやすいです。つまり、冬は「空間を」温めてあげる必要があります。
その空間が広すぎると保温するのに大きなパワーが必要になります。そのため、広すぎるケージにもデメリットがあると言えます。
ちなみに「温度勾配」として涼しいスポットと、温かいスポットを作ってあげた方がレオパにとっても人間同様生活がしやすいといえますが、小さすぎると難しいです。その意味でも最低限20~30cmあれば……というところに落ち着きます。
これは私見ですが、常時温度勾配無くても、朝晩など1日の中であればよいかな…と私は感じています。
冬の保温方法などは→レオパ用スタイロフォーム温室作り!-冬の寒さ対策-
こちらを記事を参考にしてみてください。
レオパのケージ④通気性
完全に密閉されたケージは自作でもしない限りないと言えますが、ウェットシェルターなどを入れると「結露」が出やすい=通気性があまりよくないケージもあります。
レオパを飼い始める前に、レオパの飼い方を調べた方は「湿度が大事」という事を聞いた事があると思います。湿度が低いと脱皮失敗してしまう、健康上湿度60%くらいが望ましい、など目にしたことがあると思います。
しかし、冬でもない限り過度な霧吹きやウェットシェルターや水場を作りすぎると、ケージによっては蒸れます。通気性が悪いと言えなくもないですが、加湿のしすぎも原因のひとつです。
私見としては、脱皮前や乾燥する冬の時期にウェットシェルターに水を入れれば湿度に関しては充分だと思います。
レオパのケージ選び方のポイントとして「1~3が最重要、4番は運用でなんとでもなる」と考えて頂けばOKです。
以上の点を考慮した上で、レオパのケージおすすめランキングとして先ずは3つご紹介した後、他にも良い特徴があるケージがあるのでご紹介します。
レオパのケージおすすめbest3
レオパのケージとしておすすめランキングbest3を紹介します。ただ、順番をつけたものの、レオパを飼う人それぞれの環境によってベター・ベストは変わってきます。
あなたの飼育環境、使い勝手を考えた上でケージを選んでくださいね!
レオパのケージ・オススメ1位【グラステラリウム3030】
レオパのケージオススメ1位は「グラステラリウム3030」です。
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サイズは名前の通り床面30×30cm、高さも30cmです(正確には横31.5×奥行31.5×高さ33.0cm)。背面にロックな装飾があります。
1位にした理由は、サイズ・使い勝手(観音開き)がベストに使く、冬の保温を考えた時に「暖突」がグラステラリウム3030に直接つけられるというメリットもあるからです。もちろんパネルヒーターを床下に差し込むスペースあります。
初めてレオパを飼い、ちゃんとした環境を作ってあげたいなら迷わずグラステラリウム3030で良いと思います。
※ただし真冬の保温は常時暖房がついている部屋ならよいですが、お住いの地域や、お部屋の環境では暖突とパネルヒーターだけでは足りない可能性あります。やり方は様々ですが、スタイロフォームや簡易的に段ボールなどで囲う事も視野に入れてください。
デメリットをあえてあげるなら、「ガラス」製品なのでやはり重いです。約5.6キロあるため、毎日大掃除することはないにしても置き場所によってはストレスと感じる重さ、落とした時のケガリスクなどあります。
それでも、デメリットは重さ位です(あと、下記のケージと比べるとお値段高め)。そのため、「オススメ1位」としました。
ちなみに上記の楽天ショップ、チャームさんは実店舗もあって安心できるのでよくお世話になっています^^
レオパのケージ・オススメ2位【レプタイルボックス】
レオパのケージオススメ2位は「レプタイルボックス」です。
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サイズは20×30cmで高さが16cm程度です。スライド式の上フタで、磁石がついているためしっかりとロックされ閉めがあまくてレオパが自力で外に出てしまう事はないと言えます。
コンパクトサイズでアクリル製の為軽量。870gという事で、1キロないです!複数レオパを飼う方にはピッタリと言えます。
デメリットをあげるなら、オススメ1のグラステラリウム3030と違い、暖突を直接レプタイルボックスにつけることができないということです。そのため、保温するにはひと手間必要。
参考までにですが私は複数レオパを飼うようになってからレプタイルボックスを使い始め、冬場の保温は→レプタイルボックスへの暖突のつけ方・使い方ご紹介!
このようにしています。手間はかかりますが、こうすれば暖突を使用することもできます。冬場に常時暖房、部屋温度25度……のような方は、パネルヒーターだけでも行けると思いますが、さすがに難しいですよね?
上記は一つの例で他にも「温室」を作るなどすれば冬の対応はできます。これさえできるなら、金額的にも、軽さも、見やすさも良いのでオススメです。
レオパのケージ・オススメ3位【レプティギア 365】
レオパのケージオススメ2位は「レプティギア 365」です。
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サイズは約26×奥行37cm、高さ18cm弱です。上記レプタイルボックスと同様、軽い、見やすいというメリットがあります。
また、レプタイルボックスと違い全面(側面)に扉があり、生体のお世話などが横からできます(ガバッと上部を外せるので丸洗いもしやすいです)。
デメリットはレプタイルボックス同様、直接暖突などの暖房アイテムを取り付けることができないこと、です。
でもレプタイルボックスと違い横からお世話できるなら2位がレプティギア 365でもいいのでは?という疑問があると思います。この差は……
レプタイルボックスよりも蒸れやすいから、です。
レプタイルボックスはケージの上部前面に通気口がありますが、レプティギア は上部の再度にスリットがある程度。本当に乾燥している季節ならウェットシェルターに水を入れて丁度良いかもしれませんが、その状態で温めると……結露が!といった意見も多いです。
これに関しては環境全体をひっくるめて考えないといけないので、大きなマイナスとまではしませんし、ウェットシェルター入れなければ適度な湿度が保てるという側面もあります。この差で3位としました。
※蒸れるというとマイナス表現ですが、湿度が保てると考えるとプラスです。使い方次第、ですね^^
いろいろなケージを使ったり情報を集めて考えた結果、上記3アイテムをレオパを飼うのにオススメのケージベスト3としました。
ちなみに他のケージがダメ!と言うモノではなく、メリット・デメリットを考えたときにメリットが勝ったものとしています。使用する環境によっても変わるということはご容赦ください。
番外編
オマケとしての番外編としてですが、百均アイテムをケージとして使う方もいます。
主にブリーダーなどの多くのレオパを飼う・扱う方がコストを抑えるために利用するものですが、興味があったので私も試してみました。
特に有名なのが、「ダイソー」の「シューズケース1」です。
これに穴を開けて使用します。穴を開けるのは正直手間ですが、、、
使ってみた結果、「めっちゃ蒸れる」。自分であける空気穴が少ないことが原因と言えます。じゃっかんかわいそうですが1日程度なら小さいレオパですから空気口なくても大丈夫と言えば大丈夫です。。
シューズケースのように、「重ねる」ことを前提にしないなら、普通に虫かごで使われるプラケースの方が始めから空気穴あるのでおすすめです。
まとめ
レオパのケージおすすめについてランキングとして3つ紹介、また選ぶときのポイントもご紹介しました。
ケージを買う時の参考になったり、モヤモヤしていた部分が綺麗になったでしょうか。
恥ずかしながら私は最初にレオパをお迎えしてから、何度も(レオパに負担少ないであろうタイミングで)ケージを変えてきました。
だから正直、使ってみないと良さ・悪さが見えてこないと思っています。その「使ってみないと」の部分を、ケージを選ぶときのポイントとして書いたつもりです。
レオパをお迎えする前って、いろいろ調べてケージはこれで、床材はこれで、シェルターは……としている時間がとても楽しいものですが、レオパにもそれぞれ性格がるので「コレ」と決まった唯一の正解なんてありません。
床材やレイアウトだって凝ったほうが見栄えしますが、見栄えなんて人間のエゴですからね。
その中でケージに関しての選択としてこの記事でオススメをご紹介しました。あなたのレオパライフのご参考になれば幸いです!
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